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Re島めし 壱岐編 第4話(最終章レシピ編)

2017.06.05 (MON) 壱岐 Re島めし

「さて、あっはっは!今日はどこの島かな!」

Re島めしのレシピづくりも、3回目。レミさんにとっても、Re島が身近になってきたようである。使者としてはなんとも嬉しい限り。しかも、今回の壱岐編には、牛肉、柚子胡椒、トマトにアスパラと、レミさんも好んでよく使う食材が目白押し。どんどんアイデアが出てきそうで、すごく楽しみにしていた。

勝本の朝市で、「食べり〜食べり〜」と、次から次に魚を食べさせてくれて、オマケもいっぱいしてくれたお母さんたちの話をした。レミさんなんか行ったら、何時間でも立ち話してそう。

「そっかぁ、お母さんたちの手作りなのね。いいね。もうおいしいね。」

そうなんですよ、もうおいしいんですよ。だからこれは、Re島めし企画を盛大に無視して、なんにも工夫せずただ焼いて食べます(笑)

 

最後かもしれない商店。こうやって、全然知らなかった人に話をするだけでも、また少し、“最後”が遠のくはず。「一度聞いたら忘れないね」って、レミさんも言ってくれた。

そして・・・

「これこれこれこれ!肉にく肉にく!!!」

潮風を浴びた草を食べるから、ミネラルをたっぷり摂りながら育つんです。島の環境が牛の性格によく合ってて、穏やかに過ごせるから、美味しくなってくれるんだって。

「すごい〜。生きてた頃の環境が美味しさに影響するのね。ありがたくいただかなくちゃね。霜降りがすんばらしいよ!どうやって食べる!?」

「こんな立派なアスパラがあるから、アスパラと合わせて、オイスターソースと醤油で炒めても美味しいと思うなぁ。」

壱岐でしか食べられないと思っていた壱州豆腐も、なんと、奇跡的に手に入れることができた!この大きさ、レミさんに見せたかったんだよな〜!出来たてはふわっふわで、一丁ぺろりと食べちゃったんですよ。壱岐の人たちは、朝からこれ一丁なの。

「えっ!?これ一丁食べちゃうの!?なによ、あーちゃんだから食べられるんでしょ!」

ちがいますよ!みんな食べちゃうんですよ!

「こんだけおっきいと、一丁丸ごとドーンとレミパンにつっこみたくなるね!」

なるほど・・・こうやって無茶なこと考えるから、みんながびっくりするようなレシピが生まれるんだな・・・勉強になります(?)

 

と、いうわけで、今回もキッチンでああでもないこうでもない言いながら、生み出したレシピは、こちらっ!

「アスパラダイス壱岐」

ネーミングはともかく(笑)、壱岐産のおいしいものを合わせてジャジャッと炒めた、アレンジ自在のレシピ。アスパラは新鮮な食感を楽しめるように大き目のななめ切りで、壱州豆腐はかたさと密度を活かして、炒めながら大きく崩します。普通の豆腐と違って、壱州豆腐は炒めても存在感あり。タレがよく絡んで美味です!味付けは、醤油、甘みとコクの出るオイスターソース、それから、ビューホテルの料理長にいただいた、「ひねり柚子胡椒」でアクセントを。柚子の風味や辛さを、お好みで加減できるように、ひねり柚子胡椒は小皿で添えて。アスパラの代わりに、旬の野菜をなんでも入れてみてOK!

アスパラダイス壱岐のレシピ

<材料(4人分)>

・アスパラ(根元の硬いところを切り落とし、2cm幅にななめ切り)・・・3本
・壱州豆腐(水を切る)・・・1/3丁
・たまご・・・1個
A 醤油・・・大さじ1.5
A オイスターソース・・・大さじ1.5
A ひねり柚子胡椒・・・小さじ2〜3
・サラダ油・・・適量
・花かつお・・・適量

<つくりかた>

1. フライパンにサラダ油を熱し、アスパラを炒め、固めに炒めあがったところで豆腐を加える。
2. 豆腐を大きく崩しながら炒めたら、具をフライパンの端に寄せる。
3. 空いた端にたまごを落とし、スクランブル状に混ぜてから全体と炒め合わせる。
4. 混ぜたAを回し入れ、味が回るように大きく混ぜながら炒めて完成。
5. お皿に盛り付け、花かつおをトッピング。お好みでひねり柚子胡椒を足しながらいただく。

 

「壱岐牛の夏」

材料、なんと4つだけ!いかにシンプルでいただくのが美味しいかをあらわしていると思うのです。考えるのを手抜きしたわけじゃありません(笑)どうしたらこの牛肉の良さを最大限に引き出せるか・・・試行錯誤してたどりついたのが、さっと茹でる、という方法。お肉を熱湯に放ち、じんわり肉の脂が溶けたところでお湯からあげると、お肉はふわふわとろけるようで、脂の甘みもじゅるるっと味わえる!焼くよりも固くなりません。たっぷりのせた大根おろしが、これまた、合う!壱岐の柚子で作ったポン酢をじゃばじゃばかけて、最後かもしれない商店の柚子胡椒でピリッとしめる。これからのジメジメや暑い季節には、こんなサッパリな食べ方が気分なんじゃないでしょうか。

壱岐牛の夏のレシピ

<材料(4人分)>

・壱岐牛(お好きな部位、一口大に切る)・・・200グラム
・大根(おろす)・・・1/8本
・ポン酢・・・適量
・柚子胡椒・・・お好みで

<つくりかた>

1. 鍋にたっぷりとお湯を沸かして、牛肉をさっと茹でる。ザルにあげて水気をきる。
2. お皿に盛り付け、大根おろしをたっぷりとのせ、ポン酢をかけていただく。お好みで柚子胡椒を添えて。

 

「きっとビックリするチーズケーキ」

え?これがチーズケーキ?さて。何が入っているでしょうか?

壱州豆腐と、壱岐名物の激甘トマト「ままなかせ」のジャムで作った、チーズケーキです!お砂糖、一切使いません。チーズも、普通のケーキの半分以下。とってもヘルシーだけど、しっかりものの壱州豆腐のおかげで、濃厚にできました。ケーキのかたち、してないじゃん、って?上からザクッとスプーンを入れて、砕いたビスケット、豆腐チーズ、トマトジャムをいっしょに頬張れば、口の中でチーズケーキになっちゃいますから!レミさん流「ごっくんするとき帳尻が合えば、OK!」。型も、オーブンも、いらないんです。子どもにだってできちゃう。これぞ、おうちで簡単にできるデザートの醍醐味。

きっとビックリするチーズケーキのレシピ

<材料(2~3人分)>

・壱州豆腐(よく水気を切る)・・・150グラム
A クリームチーズ(常温に戻す)・・・80グラム
A ヨーグルト・・・1/4カップ
A レモン汁・・・大さじ2
・ママなかせジャム・・・大さじ3〜4
・ビスケット・・・4〜5枚

<つくりかた>

1. 厚手のポリ袋に、豆腐を入れて、もみもみ潰して滑らかにする。
2. Aを加えてさらにもみもみ。よく混ざったら冷蔵庫で30分ほど冷やす。
3. グラスに、ビスケットを砕いて入れ、1の豆腐チーズ、ママなかせジャムを順に重ねる。好きな量だけ何度か繰り返し重ねて完成。

 

 

「自給自足できる島」の、頼もしい食材たちは、東京に持って帰ってきても、やっぱり頼もしかった。食べながら思い出す、あの、壮大で、おだやかな景色のせいかもしれない。あの島の豊かさを、自分のからだに取り入れてるぞ!って気分になって、生命力がわいてくる感じがする。海があって、牛がいて、野菜が育って、人が島を大切にする。豊かな循環に想いを馳せると、「そんな島があってくれてよかった」って、ホッとする。自然や食材とわたしたち、循環どころか、つながりも感じにくい都会での生活。いろいろ息苦しくなったら、そうだ、壱岐に行ってリセットしよう。その時はもちろん、最後かもしれない商店のお父さんと約束した、ビキニを着て。

 

 

Re島めし とは。

島の食材に、いつもと違う視点をかけ算してみたら、何が生まれるだろう?
島の食材・食文化を再発見し、「こんなふうに食べてみたらどう!?」をつくるプロジェクト。それが「Re島めし」。
島を旅し、こんなのどう!?をつくってくれるのは、
料理界のにぎやかアイディア一家、平野レミさんと義娘の和田明日香さん。
島のユニークな食材に、人との出会いというスパイスをふんだんにふりかけて。
さあ、どんなあたらしい料理が生まれるのか。

五島列島と対馬でいろんな出会いを生み出したRe島めしの旅。
新たな舞台は「壱岐」。
神社密度日本一の島だから、
食べものの神様もきっと楽しみにしているはず!

食育インストラクター。3児の母。各メディアでのレシピ紹介、企業へのレシピ提供など、料理家としての他、情報番組コメンテーター、コラム執筆など、多方面で活動中。著書に「嫁姑ごはん物語」「和田明日香のコストコごはん」など。
和田明日香オフィシャルブログ
公式インスタグラム @askawada
 
料理愛好家(もともとはシャンソン歌手)。“シェフ料理”ではなく“シュフ料理”をモットーに、 テレビ、雑誌で数々のアイデア料理を発信。人間ドックで「5年間来なくていいです」と言われた健康体を武器に、 講演会やエッセイを通じて、明るく元気なライフスタイルを提案。また、特産物を使った料理で全国の村おこしにも参加。 著書は30冊以上に及ぶ。
オフィシャルサイト REMY

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