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屋久島のネイチャーガイドは150人以上!?充実した島旅を楽しめる屋久島ガイド選びのヒント

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日本で初めてユネスコの世界自然遺産に登録された屋久島は大自然の宝庫。150人以上のネイチャーガイドが活動している屋久島で、自分にぴったりの「ガイド」を選ぶためのポイントを地元ライターが解説します。

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(取材・文 屋久島ライター 菊池淑廣)

屋久島は、エコツーリズムの聖地! ネイチャーガイドの人数は日本最多?

屋久島は、「エコツーリズムの聖地」とも言われ、海、山、川と三拍子そろった大自然を舞台に、多くのネイチャーガイドが様々なエコツアーを実施しています。

登山やトレッキングはもちろん、スキューバダイビングやシュノーケリング、カヤックや沢登り、最近ではSUP(スタンドアップパドルボード)など、特に夏のシーズンは多くのアクティビティが楽しめます。

それだけに屋久島では、実に150人以上のネイチャーガイドが活動していると言われていますが、これほど多くのガイドが活動している地域は、おそらくほかにはないでしょう。

一方、エコツアーへの参加を考えている観光客の方からは、

「ガイドがあまりに多くて、どうやって選べばいいかわからない…」

「おすすめのガイドさんを教えて!」

といった言葉をよく耳にします。

 

そこで今回は、自分に合ったネイチャーガイドを効率よく選ぶヒントをお教えしましょう。

屋久島のガイド事情を知れば、ガイド選びのポイントが見えてくる!

現在屋久島で活動しているガイド事業者は、法人として活動している団体のほか、個人で活動しているガイドも数多くいます。また、そういった「ライバル」同士が垣根を越えて連携している団体も複数あります。

屋久島で最も大きなガイド組織は、「屋久島観光協会ガイド部会」。ガイド同士が様々な案件を話し合い、情報を共有し、定期的にガイドスキルも学びつつ、有事の際にはお互いが連携できる協力体制を築いています。これから屋久島でガイドを始めようという人も、一定の要件を満たせば加入することは可能で、現在約130人の山、海、川それぞれのガイドが所属しています。

それに次ぐ大きな組織が、「屋久島山岳ガイド連盟」。公益社団法人日本山岳ガイド協会の支部として、同協会が認定するガイド資格を有する者のみで構成する組織で、現在約50人の登山ガイドが所属しています。

ほかにもフィールドごとに、「屋久島セーフティーシーカヤック協会」や「屋久島スキューバダイビング事業者組合」などがあり、各ジャンルのネイチャーガイドがそれぞれで活動しています。

こうした団体に加入しているガイド事業者であれば、安全面に関しては一定レベルをクリアしていると判断できるので、ガイド選びの客観的な判断材料としてチェックしたい項目といえます。

「個々のホームページを細かくチェックしている時間がない」という人は、屋久島観光協会に問い合わせれば、予約に空きのある同協会所属のガイドを紹介してくれますので、「予約の電話をかけまくる」といった手間は省けます。

>> 屋久島観光協会ホームページ  http://yakukan.jp/

「屋久島公認ガイド」制度が、今シーズンから本格スタート!

屋久島では今シーズンから、屋久島町が認める「屋久島公認ガイド」制度が本格的にはじまりました。

この制度は、これまで「屋久島観光協会ガイド部会」で何度も議論を重ね、行政をはじめとする関係諸機関とも連携しながら、何年もかけて築き上げてきたものです。

屋久島では、お客様からはもちろん屋久島観光協会ガイド部会内などからも、ガイドの良し悪しに関する問題が指摘されることがありました。観光客がガイドを選びづらいのは、自分にぴったりのガイドかどうかを客観的に判断できる材料が少ない、あるいは分かりにくいこともひとつの要因といえます。

「屋久島公認ガイド」の確立は、ガイドを選ぶための信頼できる判断基準がひとつ増えたということで、屋久島にいらっしゃる皆さんにとっては大きなメリットでしょう。

ガイドにとってはハードルの高い、屋久島公認ガイド

ちなみに、ネイチャーガイドとして屋久島町の公認を得るのは、かなりハードルが高いことです。

賠償責任保険への加入や救急法の受講といった最低限の基準を満たすことはもちろん、屋久島町における2年以上かつ過去3年間で200日以上のガイド実務実績、といった「修行期間」を経ることが前提となります。

それに加えて、フィールドごとの専門資格(山のガイドなら日本山岳ガイド協会が認める登山ガイド資格など)を有していなければならず、さらには屋久島の自然や歴史、文化といった幅広いジャンルの知識が求められる「屋久島学」の筆記試験に合格することが認定の要件になっています。この筆記試験が今年2019年の1月に初めて実施され、本格スタートとなったわけです。

2019年7月現在、屋久島公認ガイドは47人。ここまで来るとぐっと絞られました感じがしますが、屋久島町によると、今年度中にはさらに50人程度が認定される見込みだそうです。

もちろん、公認ガイドだからといって、あなたにぴったりなガイドとは限りません。とはいえ、高いハードルをクリアしている「屋久島公認ガイド」には一定の安心感がもてると思います。

また、個人的におすすめしたいのは、一度は直接電話をしてみること。今や相手と会話せずともインターネットだけで用件が済んでしまう世の中ですが、電話対応の印象だけでも、自分に合った、そして安心できる相手かどうか見えてくるものです。

ガイド料金は決して安いものではありませんし、せっかくの屋久島旅行を安心して、さらには充実したものにするためにも、ほんの少しだけ手間をかけてガイドを選んでみてはいかがでしょうか?

>> 屋久島公認ガイド・ホームページ http://www.yakushima-eco.com/