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販売エリアは壱岐島限定!「古事記」がモチーフのカルチャー誌「COZIKI」を片手に壱岐島の歴史にふれる旅はいかが?

人気都市・福岡を訪れる人も、福岡に暮らす人も意外と知らないのが「福岡市は離島も近い」こと。福岡を楽しむみなさんにお届けしたい、福岡市内から直行できる離島の魅力を、島に暮らす地元ライターが紹介します。

(取材・文 壱岐島ライター 渡辺菜津美)

壱岐限定の漫画・カルチャー誌「COZIKI」とは?

福岡市内から約1時間で渡れる離島・壱岐島で限定発売されている漫画カルチャー誌「COZIKI(コジキ)」をご存知ですか?

「COZIKI」は2018年9月に創刊された漫画カルチャー誌。日本最古の歴史書として知られる「古事記」に登場する、日本誕生神話の中で5番目に生まれた「壱岐島」を舞台にした漫画やアート作品、エッセイがつづられています。

中には漫画に疎い私でも知っている手塚治虫さんの「火の鳥」コラージュ作品や、漫画「GTO」の作者藤沢とおるさんの作品なども収録される「COZIKI」は、なんと壱岐島限定!

壱岐島内の観光案内所や、一支国(いきこく)博物館などで販売されています。

「COZIKI」のモチーフになった「古事記」には神話の世界が描かれていますが、壱岐には歴史好きをうならせる歴史スポットも数知れず。

そこで今回は、日本最古の歴史書といわれる「古事記」をモチーフにした「COZIKI」を片手に、悠久の時に思いを馳せるのにぴったりな壱岐島の歴史スポットを紹介します。

原の辻遺跡で「弥生時代」を全身で体感する

まずは、原の辻(はるのつじ)遺跡。

まるでタイムスリップしたかのように、大きな平野の中に現われる原の辻遺跡は、弥生時代の集落遺跡で、国の特別史跡に指定される3つの遺跡のうちのひとつです。

復元された住居跡とその周りをぐるりと囲む田園風景は、きっとその時代に壱岐で暮らした人も同じ景色を目にしたはず。

なかに入れる住居跡もあるので、歩いて回ってみてくださいね。

この場所にはかつて、日本最古の船着き場の跡もあったといい、交易や交流で栄えた証として中国などの土器や貨幣も出土されています。すぐそばにある体験交流施設「原の辻ガイダンス」や「一支国博物館」で詳しく見ることができます。

原の辻遺跡一帯は芝生になっているので、晴れた日は特に気持ちがいい場所です。

原の辻ガイダンスでは食事もできますが、壱岐産牡蠣を使ったハンバーガー「一支国カキバーガー」をテイクアウトして、弥生時代気分のピクニックなんていかがでしょうか。

鬼の窟古墳で「古墳時代」をちょっと覗いてみる

壱岐島内には約280基もの古墳があり、その多くが北部の芦辺町と勝本町にあります。「鬼の窟(おにのいわや)古墳」もそのひとつ。直径45メートル、高さ13メートルの横穴式石窟を形成するたくさんの巨石は、鬼ではないと動かすことはできまいと、この名前がついたのだとか。

苔の緑が美しい入り口からすこし内部に入ると、右手の照明スイッチをつけて奥まで覗くことができます。古代のおもかげを感じてみてくださいね。

お次は、双六(そうろく)古墳。

鬼の窟古墳からは車で3分ほど、木々の中に突如、双六古墳が現れます。看板のむこう、円形に土が盛られている円墳部分から奥に長い「前方後円墳」です。

秋~冬はススキが、春~夏は緑が青々と広がる自然に溶け込んだ古墳は、真横から見ると「前方後円墳」であることがわかります(保護のため登ってはいけまっせん)。

6世紀中頃に造られた双六古墳からは、馬具や新羅土器なども出土しているそうです。

「元寇」の舞台・少弐公園で思いを馳せる

芦辺港から車で5分ほどにある少弐(しょうに)公園は壱岐神社のすぐとなり、見晴らしのいい場所にあります。

海に面した公園にはキャンプ場などもあり、散策だけでなくデイキャンプや磯釣りなどゆっくりとした時間をすごせます。

「古事記」が書かれた奈良時代よりも後になりますが、鎌倉時代「弘安の役」ではここ瀬戸浦(せとうら)で激戦が繰り広げらました。

少弐公園の駐車場脇の遊歩道を入っていくと、弘安の役の際、壱岐の守護代として活躍した少弐資時(しょうにすけとき)のお墓や、その時代の軍船に使われたとされる碇石(いかりいし)があります。

遊歩道の先には、少弐資時が祀られている「壱岐神社」、そしてキャンプ場から海側に下ると龍の鱗のような岩が見られる「龍蛇神(りゅうだじん)神社」(詳しくは壱岐のフォトジェニックスポットの記事もご覧ください)など、立ち寄りスポットも多くあります。

他にも、壱岐島内にはさまざまな歴史スポットがありますので、「COZIKI」に登場する壱岐の色んな場所を巡るのももちろん、壱岐を旅した後に「COZIKI」を読み、島の思い出に浸るのも良いかもしれません。

博多港から約1時間の壱岐島で話題の雑誌「COZIKI」を手に入れて、歴史にふれる旅なんていかがでしょうか。紹介したスポットの詳細は、各施設のホームページをご覧ください。

 

●COZIKIオフィシャルサイト https://coziki.jp/

●壱岐市立一支国(いきこく)博物館  http://www.iki-haku.jp/

●壱岐観光ナビ(壱岐市観光連盟) http://www.ikikankou.com/

●壱岐なび https://iki-navi.jp/